アルコール依存症の夫を持つ妻の物語

アルコール依存症の夫を持つアラフィフ妻です。体験談を通じて心境の変化をブログで語っていこうと思います。

初めて朝焼けを見た

家を出て実家に帰った。

実家には高齢の母が一人で暮らしている。

しばらく暮らしてみて落ち着かないなと感じていた。

これまで一人暮らしの経験はなかったが、この先の人生どうせ一人で生きていかなければならないし、一人で暮らす部屋を借りようかと頭によぎった。

何から手を付けたら良いのかしら。

母は認知症があり、一人暮らしが限界を迎えようとしていた矢先に私が帰ってきた。

とりあえず、母の家周辺辺りで住もう。

ある日、近所の人が母を訪ねてやってきた。

玄関で対応したのが私だったので『この辺りで良いマンションはないですか?』と聞いてみた。

そしたら○○マンションはいい人が何人か住んでいるよと。

早速、マンションに掲げている管理会社に問い合わせてみた。

『今は忙しいので評判の良い不動産屋を紹介するから不動産さんに部屋の案内をしてもらいたい』とのこと。

不動産屋にそのマンションも含めて数件物件を案内された。

初めての一人暮らしで不安もあってレディースマンションの最上階に決めた。

母の家から徒歩50歩くらい。

駅からも徒歩1分ほどで周辺にお店も充実しており理想の立地である。

最低限生活に必要なものを買い揃え引っ越した。

実家が徒歩50歩くらいなので朝と夜の食事は母宅で食べていた。

まだ一人になることが辛かったし、今度は母に依存しているなぁと感じていた。

目指せ!脱依存!

 

ある早朝、目が覚めてトイレに立った時に何気にカーテンを開けて外をみた。

幻想的な景色が目に飛び込んできた。

これが朝焼け?と何か感じたことがない感情が沸いた。

綺麗だ。

ん?これって普通に人は感じているのではないの?

私はこうゆうの無かったかもしれない。

後日、カウンセリング受けた時、先生に聞いてみた。

『今までの人生に感じる余裕がなかったんです』と言われた。

そうなんだ、確かに確かに。

幼少時代は家庭の混乱で余裕がなかった。

大人になったら何かわからないけど生きづらさを感じながら生きていた。

そして結婚生活はアルコール依存症の夫に振り回されていた。

人生を振り返ったら飛んでもないことに気付いた。

 

つづく。。。

 

 

 

 

 

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