アルコール依存症の夫を持つ妻の物語

アルコール依存症の夫を持つアラフィフ妻です。体験談を通じて心境の変化をブログで語っていこうと思います。

新たなステージへの扉を開く【ありがとうございました】

現在、私は離婚をしてから9か月を過ぎようとしている。 正確にいうと別居も含め、家を出て約3年足らずというとこです。 過去の事はほとんど振り返らず脳裏から忘れている。 あれほど苦しんでいたのが嘘みたいに今を生きてます。 経済的にも何とか普通に暮ら…

他人と比べない

私は50代になって全て失った。 自分の50代を20代のころの私が描いた未来とはかけ離れている。 家族がいて家を持ち、子供が成人して余生を過ごしている。 どれもない。 しかし不思議と嘆いていない。 なぜなら他人と比べている自分はもういないから。 ずっと…

自立していく覚悟

『自立』というと経済的に人を頼らず自分でやりくりしていくことだと思っていたので自分は自立している立派な大人だと信じていた。 しかし『自立』ということは精神的に自立している人間のことだとカウンセリングを通して知った。 本当に自立している人は一…

離婚後の心境の変化

離婚が成立してから夫とは一度も連絡を取り合っていない。 もちろん向こうからも連絡はない。 だからといって寂しいとか悲しいという気持ちは一切なかった。 離婚前は不安で一杯だったけど不思議とそういう感情は芽生えなかった。 夫との生活を振り返ること…

嫌な現実を変える

別居して中途半場な状況からやっと脱出できた。 嫌な現実のドラマから抜けれた。 このドラマを作ったのは夫だけではない。 私の思考から作り上げた現実だ。 なぜなら自分自身がアダルトチルドレンであり、誰かに必要とされたい、そして愛されたいと潜在的に…

離婚に向けて出陣

約束の日がきた。 本当に約束の時間、場所にきてくれるのだろうか? 嘘ばかりつかれてきたから全く信頼していない自分がいた。 約束の場所に待ち合わせ時間より早く到着したので夫が来るのを待った。 約束の時間が過ぎた。 来ない。。。 10分、20分、30分待…

やっぱり連絡がこない

また落ち着いたら連絡すると言って電話を切ってから一か月音沙汰なし。 また裏切られた。 こんなことばっかりだったよな。 自分が情けなくなってきた。 このまま待っていても向こうから連絡はこないであろうと判断した。 また私から電話した。 私『まだ状況…

勇気をだして連絡した

勇気を出して電話した。 出なかった。 まさか着信拒否? このまま拒否されたら状況が変わらない。 焦る。 そしたら携帯が鳴った。 夫からだった。 私『元気にしてる?』 夫『階段からすべり落ちて足を骨折して入院経て現在リハビリ中』 相変わらずトラブル続…

別居し一年以上音信普通の夫に思い切って電話する

家を出て一人暮らしを始めた私は、もうかれこれ一年以上夫に連絡を一切取っていない。 しかし、このままでは何にも進展しないとモヤモヤ考えている日々を過ごしていた。 一年も連絡取っていないし勇気いるよなーと自問自答している自分。 そろそろ決着つけな…

私もある意味依存症であると気付く

カウンセリングを受けている中で私のように幼少時代、愛情を受けずに育った家庭の子供が成長し大人になった場合のことをアダルトチルドレンと呼ぶ。 そう、私はACである。 はっきりとそう思うし認めている。 その類の本はたくさん読んだから生きづらさがどこ…

自分の心に問いかけてみる練習

カウンセリングで感情が凍り付いていると言われたものの自分ではわからない。 どうのように凍り付いているのかわからない。 わからないことが既に凍り付いているんだろうね。 先生は自分の好きな物を手に取り幸せを感じる事。 幸せというものは大きく遠くに…

感情が凍り付いている

朝焼けを見て感じた感情をカウンセリングで伝えたら『自分の感情が凍りついている』と言われた。 『それを一度に溶かしていくと危険なので徐々にカウンセリングで溶かしていく』と先生が言ったのである。 えっ? 感情が凍り付いている? どういうこと? そう…

初めて朝焼けを見た

家を出て実家に帰った。 実家には高齢の母が一人で暮らしている。 しばらく暮らしてみて落ち着かないなと感じていた。 これまで一人暮らしの経験はなかったが、この先の人生どうせ一人で生きていかなければならないし、一人で暮らす部屋を借りようかと頭によ…

私カウンセリングを受ける

なんで私のほうがカウンセリングを受けなきゃいけないのか?と納得がいかない気持ちと受けないと自分が何も変わらないという複雑な思いを抱えながらカウンセリングに行った。 受付してカウンセリング室に入るというイメージをしていたのですが、古いビルの一…

恐怖の電話

泥酔している間に家を出た翌日から毎日のように夫から電話が鳴った。 無視は出来ないので電話に出た。 『寂しい』と訴えてくる。 胸が締め付けられる。 でも決めたんだ。 アルコールに振り回される生活をやめようと。 だから『家にはもう帰らない』 ある日、…

家を出る

家に帰るのが苦痛になってきた私はなるべく帰宅時間を遅らせたり、休日は外に出るということをしていった。 ある日、帰宅したら再飲酒し泥酔状態でひっくり返っていた。 料理酒を飲んで空っぽになったパックが台所に転がっていた。 私の行動がそうさせたとい…

決断のきっかけ

私の心が揺らいでいる時。施設にいる義理母が帰りたいという意向を示していると夫が言い出した。 呼び戻そうと思っている。。。とのこと えっ⁉言葉がでない。 断酒して間もない上に仕事も復帰していない状況で介護がのしかかってくるとどうなるのよ。 私のこ…

占い師に相談

夫が退院後、日中働かず家にずっといることが私の心の負担になってきた。 コロナ禍で商売も厳しい状況であり、復帰したところで思うような収入に繋がるかといえばそうでない。 しかし、今の商売を辞めて外で働くといっても年齢も年齢でせいぜいアルバイトか…

不信感

心療内科を受診し、処方された睡眠導入剤で不眠が和らげた。 心療内科の先生が断酒会に参加しないと、という言葉が頭によぎり、それとなく行くように促した。 しかし、行きたくないと頑なだ。 私も家族会に行くからと伝えたら『あんただけが行けばよい』と。…

心療内科受診

不眠症になって心療内科を予約し、先生に眠れない経緯を説明した。 そして私の不安を打ち明けた。 何が不安というと断酒会に参加しようとしないこと。 私から断酒会に行くことを促してはならない、あくまでも本人の意思。 もちろん、わかっている。 全ては本…

アルコール病棟から退院後の生活

複雑な思いを抱えながら夫が退院し、再び一緒に生活することが始まった。 退院してすぐに仕事は無理ということで日々の日課にウォーキングを取り入れた。 最初は距離を歩けなかったが、徐々に距離を伸ばしていった。 そして、毎日ウォーキングを重ね一日1万…

複雑な思い

やっと入院まで繋がったのに、何故か私の思いは複雑。 その複雑な思いは何故なのかは、わからない。 でも、せっかく入院までして本人に自覚が芽生えたんだから支えなければ。 支えなければならないという呪縛に心が苦しいのかもしれない。 退院後の生活を想…

アルコールに溺れてしまう

入院してからは、退屈なせいか一日に一回は必ず電話がありました。 同じように入院している人のことが気になるようで、その様子を私に説明してきました。 夫が悟ったことは、社会で凄い経歴を持っている人も入院しているということ。 だから、誰でもアルコー…

アルコール病棟入院

夫が入院直後に義母は施設へ、私は実家から3か月ぶりに家に戻りました。 コロナ禍ということで、私は実家の母と暮らし感染させてはいけないということと仕事の都合、あとは世間体という理由で誰もいない家に戻りました。 入院生活が暇である夫から毎日電話が…

底付き体験から入院に繋がる

底付き体験を経て、アルコール依存症であることを認め、入院を決意しました。 この時、私は大変うれしく思い、治療する夫の力になりたいとまで思いました。 しかし、入院中に義母を誰が面倒みるのかが問題でした。 また、ケアマネジャーさん、保健所のケース…

振り回される③

保健所の方の話によると夫が酔っぱらい玄関でふらついて下駄箱ごと倒れ下敷きになり、義母がケアマネジャーさんに助けを求め連絡したようです。 ケアマネジャーさんが駆け付けたものの玄関を開ける鍵がないのでドアが開かない。 警察を呼んだみたいです。 警…

振り回される②

実家に戻った私は、退院したばかりの義母の状況が気になり、担当のケアマネジャーさんと夫のアルコール問題でお世話になっている保健所のソーシャルワーカーさん両方に連絡を取り、一度みんなで今後の事を話し合いたいと伝え、日程を設定しました。 そして、…

振り回される①

荷物をまとめ家を出て実家に帰った私は、翌日も仕事だったので疲れてすぐに床につきました。 翌日の朝、仕事に行く途中に携帯が鳴り、見たら夫からだった。 酔っぱらいながら『今日はお袋が退院だから車を今すぐに返して』ということだったが、引き返せない…

底付き体験

アルコール依存症について勉強していると『底付き』という言葉が出てくる。 回復過程のグラフで底付き体験してから線が上昇していくのを目にしたことがありました。 底付きってなんだろう? なんとなく理解しているようで漠然とした感覚でした。 ある日、仕…

家族ミーティング

家族ミーティングという場で当事者家族が、それぞれの経験を語るという場に参加しました。 言いっぱなし、聞きっぱなしという状況。 家族の立場はバラバラでお子さんが依存者の場合は、健康面を大変心配されている様子が伺えました。 場の雰囲気は、どんより…

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