恐怖の電話
泥酔している間に家を出た翌日から毎日のように夫から電話が鳴った。
無視は出来ないので電話に出た。
『寂しい』と訴えてくる。
胸が締め付けられる。
でも決めたんだ。
アルコールに振り回される生活をやめようと。
だから『家にはもう帰らない』
ある日、夜中の3時に携帯が鳴った。
普通に電話に出たけど、少し怖くなってきたし耐えれない。
夜中の電話に出てしまう自分もどうかと思う。
ある日、意を決して叫んだ。
『もうこれ以上、私を苦しめないで~』
『これ以上、私を苦しめると着信拒否するから~』
そしたら次の日からピタっと連絡が途絶えた。
私の心は限界に達していた。
どうしたらよいのだろうかと考えた末に以前、家族会と勉強会に通っていたアルコール専門クリニックのソーシャルワーカーの方に相談した。
経緯を説明すると『あなたの場合は家族会に参加するより、あなた自身がカウンセリングを受けた方が良いのでは』とアドバイスされた。
『カウンセリングを受けても何も変わらないのではないでしょうか?』と聞く。
『その先生はうまく導いてくれますよ』
少し考えてカウンセリングを受けることにした。
カウンセリングはソーシャルワーカーの先生の紹介で連絡先を受け取り早速、予約をした。
つづく