振り回される②
実家に戻った私は、退院したばかりの義母の状況が気になり、担当のケアマネジャーさんと夫のアルコール問題でお世話になっている保健所のソーシャルワーカーさん両方に連絡を取り、一度みんなで今後の事を話し合いたいと伝え、日程を設定しました。
そして、集まって話し合いが始まりました。
保健所のソーシャルワーカーさんに相談していたのは、私だけで夫は初対面でした。
アルコールの飲み方について、質問をいくつかされました。
まず、飲む量について聞かれ、答えた量と実際に飲んでる量が異なってました。
少なく見積もってます。
そして、病院に入院することを勧められましたが、入院は嫌だと拒否。
義母も息子に同意。
ケアマネジャーさんは、家で介護できるように介護ベッドや手すりなどを手配いただきました。
その日は、話し合いが平行線でした。
外へ出た時にソーシャルワーカーさんにアルコールの量について偽っていることを伝えたら、ほとんどの方は正直に答えないということをおっしゃってました。
そして、お義母さんがいる限りアルコールの問題を解決することは困難だと言われました。
私は、二人を残して実家へ戻りました。
数日後のことでした、仕事中に救急隊員から携帯に電話が入りました。
夫が玄関前で倒れているところを近所の方が119番したようです。
救急隊員の方が『アルコール依存症でね~病院には連れていきますが、迎えにきてくれますか?』と聞かれたので『私は、もう家を出てますので関係ありません』と伝えました。
『わかりました』
そのあと仕事どころではありませんでした。
迎えにいこうか悩みましたが、行かないと決めました。
もう、気が狂いそう。
いい加減にしてほしい。
保健所の方に連絡を入れて、どうしようと相談しました。
『実は、昨日も大変だったのです』と。
え~まだ何かあるの⁉
もう聞くのが怖い。
つづく