嘘をつく
正月中の飲み方は、一瞬『アル中?』と頭をよぎりました。
しかし、私が持っていたアルコール依存症のイメージは仕事もせず朝から一升瓶を抱えてグデングデンに酔っぱらい酒が切れたら奥さんに『酒買ってこい』とおじさんが暴言を吐く最悪な姿でありドラマのワンシーンで観た印象。
後に、ドラマのワンシーンが現実になるとは疑わずにやり過ごしました。
正月明けは、いつもの生活に戻り仕事のある平日には、アルコールを一滴も飲まず週末の休みである日曜日だけ飲んでパタンと横になり雑魚寝するパターンでした。
雑魚寝した後は、寝室で本格的に朝まで眠るとういう体制に入るのですが、時に夜中に目が覚めるといい冷蔵庫にあるビールや缶チューハイを飲んで再度寝るという体制。
私も目が覚めてトイレに行ったついでにリビングを覗くと焼酎の瓶をラッパ飲みしてチャポンと鳴った音とともに焼酎の瓶を隠しました。
何故、隠すのだろう。
『今、焼酎を瓶のまま飲んでた?』と尋ねると、
『飲んでないよ』と嘘をつく。
何故、嘘をつく必要があるのだろう。
意味不明。
夫は焼酎が好きだと店のお客さんに言っていたらしく、お土産で頂いた色んな種類の焼酎の瓶が15本くらい家にありました。
大丈夫かな、この焼酎たち。
特に深く考えたわけではありませんが、そう思いました。
はい、大丈夫ではありませんでした。
つづく。